臨床検査技師国家試験　第67回　病理組織細胞学

47 電子顕微鏡標本作製についての組合せで正しいのはどれか。
1.グルタルアルデヒド ・・・後固定
2.酢酸ウラン ・・・包 埋
3.ガラスナイフ ・・・トリミング
4.ダイヤモンドナイフ ・・・超薄切
5.ビームカプセル ・・・電子染色

57 大動脈弓から直接分岐する血管はどれか。2つ選べ。
1.腕頭動脈
2.右総頸動脈
3.右椎骨動脈
4.左内頸動脈
5.左鎖骨下動脈

48 酵素抗体法について正しいのはどれか。
1.凍結切片では行わない。
2.ポリマー法は感度が高い。
3.加熱処理後は急速に冷却する。
4.一次抗体と二次抗体を混和する。
5.内因性ペルオキシダーゼの除去は発色後に行う。

58 神経組織の染色に用いないのはどれか。
1.Bodian 染色
2.Klüver-Barrera 染色
3.Nissl 染色
4.orcein 染色
5.PTAH 染色

50 圧迫萎縮を示すのはどれか。
1.閉経後の骨粗鬆症
2.成人における胸腺萎縮
3.長期臥床による骨格筋萎縮
4.水腎症における腎実質の菲薄化
5.末期癌における脂肪組織の萎縮

45 パラフィン切片の伸展について正しいのはどれか。
1.気泡の発生を防ぐ。
2.切片を乾燥させてから行う。
3.切片の傷を修復するために行う。
4.小さな切片では伸展の必要がない。
5.パラフィンの融点と同じ温度で行う。

49 H-E 染色標本を別に示す。 この臓器はどれか。
1.下垂体
2.唾液腺
3.甲状腺
4.膵 臓
5.副 腎

53 肉芽腫を形成するのはどれか。
1.アメーバ大腸炎
2.潰瘍性大腸炎
3.偽膜性腸炎
4.虚血性大腸炎
5.クローン病

55 酸性色素はどれか。2つ選べ。
1.エオジン
2.ライト緑
3.メチレン青
4.トルイジン青
5.ヘマトキシリン

48 病理学的検査において使用される有害物質で、管理濃度が 0.1 ppm であるのはどれか。
1.アセトン
2.キシレン
3.メタノール
4.クロロホルム
5.ホルムアルデヒド

51 肝硬変症の合併症として適切でないのはどれか。
1.黄 疸
2.腹 水
3.肝腫大
4.食道静脈瘤
5.女性化乳房

52 重層扁平上皮で覆われているのはどれか。2つ選べ。
1.気管支
2.食 道
3.大 腸
4.膀 胱
5.腟

56 炎症の四主徴に含まれないのはどれか。
1.潰 瘍
2.腫 脹
3.疼 痛
4.発 熱
5.発 赤

49 H-E 染色標本を別に示す。 炎症の種類はどれか。
1.化膿性炎
2.出血性炎
3.漿液性炎
4.カタル性炎
5.肉芽腫性炎

46 銀液を使用するのはどれか。2つ選べ。
1.PAS 染色
2.Grimelius 染色
3.Berlin blue 染色
4.Masson-Fontana 染色
5.methyl green-pyronin 染色

46 セルブロック法について誤っているのはどれか。
1.免疫染色ができる。
2.ホルマリンで固定する。
3.細胞集塊の観察に適する。
4.パラフィン切片を作製する。
5.細胞数が少ない検体の方が有用性が高い。

50 細胞診検体採取で、主に穿刺吸引法を用いる部位はどれか。
1.口 腔
2.甲状腺
3.膀 胱
4.子宮頸部
5.子宮内膜

55 喀痰細胞診の Papanicolaou 染色標本を別に示す。 出現している細胞はどれか。
1.肺胞組織球
2.気管支上皮細胞
3.腺癌細胞
4.小細胞癌細胞
5.扁平上皮癌細胞

52 toluidine blue 染色で異染色性を示すのはどれか。
1.アミロイド
2.コロイド
3.セロイド
4.ヘモジデリン
5.リポフスチン

45 子宮頸部擦過細胞診の Papanicolaou 染色標本を別に示す。 細胞はどれか。
1.頸管腺細胞
2.扁平上皮細胞
3.腺癌細胞
4.扁平上皮癌細胞
5.ヘルペス感染細胞

53 臍帯の血管について正常なのはどれか。
1. 1動脈1静脈
2. 1動脈2静脈
3. 2動脈1静脈
4. 2動脈2静脈
5. 2動脈3静脈

57 我が国において最も頻度の高い悪性リンパ腫はどれか。
1.濾胞性リンパ腫
2.Burkitt リンパ腫
3.Hodgkin リンパ腫
4.マントル細胞リンパ腫
5.びまん性大細胞型 B 細胞リンパ腫

54 パラフィン包埋法の脱水に使用されるのはどれか。
1.キシレン
2.トルエン
3.アルコール
4.ホルマリン
5.クロロホルム

47 肝臓の特殊染色標本を別に示す。 染色はどれか。
1.azan 染色
2.oil red O 染色
3.Victoria blue 染色
4.toluidine blue 染色
5.Masson trichrome 染色

54 脱灰処理について正しいのはどれか。
1.脱脂操作前に行う。
2.中性脱灰液では炭酸ガスが発生する。
3.EDTA 脱灰法は抗原性の保持が悪い。
4.振盪器を用いると脱灰時間が短縮される。
5.プランク・リクロ法は 40 °Cで行う。

51 H-E 染色標本を別に示す。 臓器はどれか。
1.脳
2.肝 臓
3.腎 臓
4.膵 臓
5.リンパ節

56 細胞診検体の種類と塗抹法の組合せで正しいのはどれか。
1.胸 水 ・・・捺印法
2.リンパ節 ・・・圧挫法
3.尿 ・・・直接塗抹法
4.喀 痰 ・・・すり合わせ法
5.脳腫瘍 ・・・引きガラス法

58 毒物及び劇物取締法で劇物に指定されているのはどれか。2つ選べ。
1.塩 酸
2.アセトン
3.エタノール
4.ホルムアルデヒド
5.イソプロピルアルコール